財団 理事長より ごあいさつ

はじめまして

本協会の理事長を拝命しました小坂和輝と申します。

 設立当初から池田奈緒子氏と共に、理事長駒崎弘樹氏(NPOフローレンス理事長)の下、理事をさせていただいて参りました。

 この度、駒崎氏が理事長を退かれることとなり、新たな体制を作り、再出発をいたしたところです。

 私は、小児科医であり、東京下町の中央区月島の地(もんじゃが有名)で、2001年開業当初から、病児保育事業を併設して参りました。

 子どもの診断をしたは良いが、子どもの急な病気に仕事を休めず困惑する親御さんを数えきれないぐらい見て来たため、少しでも助けになればよいとの思いからの併設でした

 コロナ禍、病児・病後児保育の利用者が激減しました。病児・病後児保育不足の問題が日本で解決されたかのようにも思いたくなる状況でしたが、それもつかの間、2023年5月五類感染移行の頃から、胃腸炎、RS、ヘルパンギーナなどの風邪やインフルエンザが流行し、どこの病児・病後児保育室でもキャンセル待ちが出てご利用に非常に難渋されているところと存じます。

 これからも、日本各地で、病児・病後児保育事業の需要は続いていくことと思います。

 本協会で実施するオンデマンド配信を用いた「認定病児保育スペシャリスト」資格取得の仕組みが、病児・病後児保育を担う人材養成を通して、病気の際でも子ども達が安心して療養できる場が地域で作り出され、広がることを心より期待しています。

 本協会の活動が、子ども達の健やかな成長に少しでも寄与できるものとなりますように、がんばって参る所存でございます。

 どうか、よろしくお願い申し上げます。

一般財団法人 日本病児保育協会 

理事長 小坂和輝